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第3部 江戸時代中期の部/その3、忠臣蔵

その時、名古屋商人は

この頃創業した会社・材木屋惣兵衛(材摠木材)

 後に「材摠木材株式会社」となる材木屋のルーツは、はるか江戸時代の初頭にまで遡る。岐阜県中津川市にあった苗木藩という小さな藩に金を貸したことがあるようで、資料に「材摠」という文字が出てくる。

 歴史の中にはっきりと出てくるのは、そこから数十年後の元禄3年(1690)だ。初代惣兵衛は、知多郡の寺本村より名古屋の元材木町に移り、材木屋と称して材木商を創業した。創業の地の住所は、呼び方が「元材木町」から「木挽町」へと変わり、現在は「中区錦1」となっている。

 材摠木材は、江戸時代を通じて発展を続けた。享保元年(1716)には、尾張藩の材木屋十人衆の一人として木曽ヒノキを中心に営業を行うことになった。その後の発展ぶりは、この本の中で度々出てくることになる。

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第1部 幕末の部

第2部 江戸時代初期の部

第3部 江戸時代中期の部

その1、井原西鶴が日本永代蔵を執筆
その2、松尾芭蕉が『奥の細道』を完成
その3、忠臣蔵
その時、名古屋商人は・・・
この頃創業した会社・材木屋惣兵衛(材摠木材)
その4、近松門左衛門が曽根崎心中を初演
その5、吉宗が享保の改革
その時、名古屋商人は・・・
小売業に転じて成功した、いとう呉服店
この頃創業した会社・中北薬品
この頃創業した会社・八百彦本店
この頃創業した会社・タキヒヨー
この頃創業した会社・伊勢久
その6、上杉鷹山 財政再建に成功
その時、名古屋商人は・・・
夫が死去したため、いとう呉服店に女当主が誕生
「季節番頭」制度を採用して商圏を拡大した岡谷鋼機
材木屋惣兵衛 名古屋別院の再建で大いに儲ける
この頃創業した会社・イチビキ
この頃創業した会社・森本本店
この頃創業した会社・備前屋
この頃創業した会社・日本酒「醸し人九平次」の萬乗醸造

第4部 江戸時代後期の部

第5部 特別インタビュー