ここで新世代の登場を予感させるような一人の人物が誕生する。豊田佐吉である。豊田佐吉は、慶応3年(1867)、遠江国山口村(現・静岡県湖西市)の農家に生まれた。父親が大工だった佐吉は自身も小学校卒業後大工になった。発明好きだった佐吉は、コストの安い木材を多用して、外国産の織機よりも安価な「豊田式木製人力織機」を開発した。
その後、佐吉は豊田商会を設立し、トヨタグループの基礎を作った。長男喜一郎は、「トヨタ自動車工業」を創業、甥はトヨタ自動車第五代社長の豊田英二で、孫は第六代社長の豊田章一郎と第七代社長の豊田達郎である。
次のページ その12、江戸城無血開城
Copyright(c) 2013 (株)北見式賃金研究所/社会保険労務士法人北見事務所 All Rights Reserved
〒452-0805 愛知県名古屋市西区市場木町478番地
TEL 052-505-6237 FAX 052-505-6274