大正14年(1925)、中国で反帝国主義の動きが起きた。
騒動の発端は、日系工場で起きた事件だった。5月15日、上海の日系紡績工場での争議中、日本人監督が中国人労働者1人を射殺し、十数人を負傷させた。これに憤慨して抗議の街頭宣伝活動を始めた学生たちが、「治安を乱した」という理由で租界当局に逮捕された。
騒動の発端は、日系工場で起きた事件だった。5月15日、上海の日系紡績工場での争議中、日本人監督が中国人労働者1人を射殺し、十数人を負傷させた。これに憤慨して抗議の街頭宣伝活動を始めた学生たちが、「治安を乱した」という理由で租界当局に逮捕された。
5月30日は、その裁判が予定されていたため、学生たちがデモを企てた。上海共同租界の繁華街で、街頭宣伝していた2千人の学生たちをイギリス人警官隊が逮捕した。これに抗議して南京路に結集した1万人あまりの学生・民衆に警官隊が発砲し、死者13人を含む数十人の死傷者を出す流血事件が起きた。
この事件により、6月1日から上海全市がゼネストに突入、反帝国主義運動が全国の主要都市に広がった。
Copyright(c) 2013 (株)北見式賃金研究所/社会保険労務士法人北見事務所 All Rights Reserved
〒452-0805 愛知県名古屋市西区市場木町478番地
TEL 052-505-6237 FAX 052-505-6274